ぽんこつ海外生活 〜ドイツ・デュッセルドルフで子育てしてみたら〜

出産とともに海外移住。ドイツのデュッセルドルフで子育て中。

ドイツの小学校は4年間。その後は、どうする!?どうなるの!?

photo by Ito


今日もみなさんにいいことがありますように。

 

こんにちは。夫、私、息子全員日本人の3人家族でドイツ、デュッセルドルフに移住中のItoです。

 

もうね、小学校入る前から、さんざん聞いてた。ドイツの小学校は4年間ですよって。

なんなら、フリーペーパーの「ドイツの小学校特集」なんかを読み込んで、その先の進路の予習もばっちり。

ギムナジウム、レアルシューレ、ハウプトシューレ、ゲザムトシューレがあるんだよね。でも、どうしてだろう。日本語で読んでるのに、呪文みたいに聞こえちゃって、さっぱり頭に入ってこない。ここに書くために、グーグル先生に再度ご教授いただいたくらい、名称が全然覚えられない。

 

ただ、ギムナジウムだけは知ってる。10代の頃、ヘルマン・ヘッセを読んで、わけもわからず、「ギムナジウムってなんか神秘的でステキー!」って思ってた。萩尾望都さんだったと思うんだけど、繊細なタッチの絵柄の少女漫画にもギムナジウムが出てきた気がする。サナトリウムだったかもしれないけれど、多分ギムナジウム。そちらも響きだけで「なんかキラキラしてロマンチックー!」って思ってた。

 

実際は、ギムナジウム=大学進学を目指すってことらしい。ロマンチックというか、シビアですね。小4ってことは、まだ10歳くらいなのに。人生設計、早いな。

 

で、いま、息子は3年生なわけです。本人に確認したところ、「友達がギムナジウムに行くっていってるから僕も行きたい」とのん気に言ってるわけです。そこでふと思い出したのが、数年前、ベテランママさんが言ってた「オール1※じゃないと、ギムナジウムに行けないわよ説」。

※ドイツの成績は6段階評価で、「1」が一番上。つまり、日本でいう「オール5」みたいな感覚です。

 

オール1って…本気?

だってね、あれですよ。息子の学校ではテストで1問間違えたら「1マイナス」、2問間違えたら「2」または「2プラス」という世界でですよ、「オール1」をとるってことは常に100点満点。その上、テストで「1」をとっても、授業で積極的に手をあげたりしないともらえないと評判の数字なわけです。

「1」のハードルがやたら高い。

ちなみに、1問間違えたら「1マイナス」ってことは、テスト問題は10問くらいしかないのかなーと思ったら、普通に問題用紙2ページ分あった。いやいや、難易度高すぎでしょ。

 

で、リサーチしました。クラスメイトの保護者と立ち話するチャンスがあれば、前のめりでインタビュー。息子曰く、私のドイツ語を日本語に変換すると、

「アナタ、子ども、3年。ガッコウ終わる。次、ガッコウ、どこ。成績1、モッテナイ。ギムナジウム、オッケー?」

レベルのなかなか手強いカタコトぶりだったらしいですが、みなさん1mmも笑わず、意図を察して、丁寧に答えてくれました。

 

結論としては、「オール1」じゃなくとも、大丈夫だそうです。平均2.3くらいの成績であれば、ギムナジウムを目指してもよいんじゃないかと。

なるほど、なるほど。

平均2.3といっても、ほぼ「2」で時々「3」ってことだから、結構ハードル高いけど。ドイツの成績「2」を日本の5段階評価に置き換えると、「5寄りの4」って感じだし。

 

デュッセルドルフは親が行かせたいと思うなら、ギムナジウムに応募することはできるわよ。定員割れだったら、通るんじゃないかな」という意見もあり。これがミュンヘンあたりでは、ギムナジウムに応募するだけでも狭き門らしく、同じドイツでも住む地域によってギムナジウムの進学率や難易度が違うらしい。

 

というわけで、デュッセルドルフでは、「オール1じゃないと、ギムナジウムに行けない説」はグレーっぽいけど、「オール1の子がギムナジウムに落とされた」という衝撃の事実も発覚。

 

ギムナジウムの定員より応募者が多い場合は抽選になるそうで、オール1なのに落とされた子がいる、と。そういえば、ベテランママさんがもうひとつ「ギムナジウムの応募者が多い場合、公平を重んじて抽選で選ばれる説」も言ってた気がする。こっちの説は、どうやら濃厚っぽい。

 

成績に加えて、運も必要。

そして、今は3年生。なんだったら、運命の進路が決まる、3年生後期のテストは先週終わったとこ(いや、テストはまだあるかもしれないけど)。

 

ギムナジウム以外にも、レアルシューレとかハウプトバンホフとかほかの選択肢もあるみたいよ」と息子に言ってみたところ、

「ママ、ハウプトバンホフは駅のことだよ。ハウプトシューレね」と冷静に返された。

 

うん、なんか本当にごめん。

正直、「覚えられないスイッチ」が入っちゃってる。ハウプトって聞くと、Hbfって浮かんでどうしてもバンホフって言っちゃうから、願わくば、ギムナジウムかレアルシューレに行ってくれたら母はうれしい。

 

ここまで、お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツの小学校。通ってみたら、想像していたより過酷だった。

photo by Ito

今日もみなさんにいいことがありますように。

 

こんにちは。夫、私、息子全員日本人の3人家族でドイツ、デュッセルドルフに移住中のItoです。

 

息子は現在小学3年生なのですが、担任の先生との面談で「家で勉強してない」と正直に伝えたところ、静かに丁寧に諭されました。親子で。こんこんと。

 

「なぜ、家でやらない」という静かすぎる圧に気づかず、ふむふむと熱心にうなずいてたら、たまりかねた息子が小声で教えてくれた。

「ママ、先生がどうして家で勉強しないんだって怒ってるよ」

マジか!?

家での勉強の仕方について、やけに丁寧に説明してくれてるな、とは思ってた。親切だな。熱心だなって。

「もっと家で勉強しなね」の圧だったとは。表情から全然読めなかった。不覚!!

 

思えば、息子がドイツの小学校に入学したとき。

「子ども達に勉強しなさいばかり言わないでください」「学校は楽しいとこだよって伝えるのが親の役目ですよ」と先生も校長も熱心に繰り返していたので、深くうなずき、ドイツの教育事情は、のびのびとしてるんだな。と、額面通り受け取った私。

「先生は、公文とか塾にあまりいい印象もってないみたいよ」とママ達が言ってるのを小耳にはさんで、

なるほどね。放課後はリラックスすべしってわけね。ヨーロッパっぽいわぁ。

私は'郷に入る'タイプだから、そのライフスタイルいただきましたよ。終わってない宿題だけさせて、あとはのんびりさせていただきます。

これぞ、ドイツ式教育スタイル。

って、無勉強スタイル貫いていたけど、まちがった'郷'に入っちゃってた。そんな'郷'、存在してなかった。

どうやら、ドイツではお父さんやお母さん(じいじ、ばあばも)が家で熱心に子どもの勉強を見てあげるもんらしい。

塾に入ってない=他人まかせにしない=家庭でフォローする、という意味だったようです。

 

家で勉強させる文化が前提としてあるから、学校は'子どもに勉強のプレッシャーをかけるな'って口酸っぱく言ってたらしい。前提をすっとばして、本気で勉強してないのはうちだけだったか。

 

面談後、私のとんちんかんぶりを心配した担任の先生から「家でできる、ドイツ語作文問題」をたくさんいただきました。

面倒見の良い先生に感謝でございます。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。次回はドイツの教育制度について書こうと思います。